本文へ移動

前立腺肥大症の治療

前立腺は男性にのみ存在し、膀胱の下部にある本来はクルミ程度の大きさの臓器で、その中央部分を尿道が通っています。精液の一部を作り、排尿機能に関係するとされますが、その役割ははっきり分かっていません。加齢とともに前立腺の内部の腺(内腺)が肥大して尿道を圧迫して狭くすることがあります。これを前立腺肥大症と言います。初期のころは頻尿、軽度の残尿感がありますが、薬を飲むことで症状が改善することが多いのです。しかし進行すると排尿時間が長くなり、残尿が発生し、全く尿が出なくなって(尿閉)腎不全になることもあります。以前は開腹手術で前立腺をすべて摘出していました。排尿障害は劇的に改善するのですが、出血など侵襲が大きく、全身麻酔で行うので心臓に病気のある患者さんには不向きでした。そのため最近は侵襲の少ない内視鏡手術が主流になっています。
<関連リンク>
4
4
0
3
7
6
TOPへ戻る